入社してから2020年(2021年4月~生産管理)まで製鋼一筋でした。最初の配属は製鋼工場の現場で、3年間ダイナミックな鉄づくりと向き合ってきました。鉄づくりのノウハウや現場の知恵なども包括的に修得でき、現場スタッフと良い関係を築くことができたので、以降の仕事に大変プラスになったのは言うまでもありません。その後技術員として、操業改善、設備投資による職場環境改善に取り組み、製鋼工場のオペレーションに携わるとともに技術向上に努めました。
15年間の製鋼課勤務後、生産管理室に異動になりました。工場における企画部門のような位置づけで、工場全体の調整・まとめ役としての機能を果たしています。例えば、工場の設備投資案件に関わる調査・確認・調整、製造における原単位管理の取りまとめ、各会議資料作成などです。
電炉メーカーは高炉に比べCO2排出量が少なくエコとは言われていますが、高温で鉄スクラップを溶かすため、電力削減・生産性向上が常に課題となっています。様々な試行錯誤を繰り返しながら操業改善を行った結果、数パーセントの電力を削減できた時は達成感を感じました。単に数パーセントといっても、CO2排出量やコストに換算すると大きな数字になるため、コスト削減に大きく貢献できたことは、技術員としての自信にもつながりました。その反面、細かな製造の分析をもっと行っていれば、様々な改善をもっと早く実施できたと、今だから見えてくるものがあります。
管理職になり、みんなが気持ち良く楽しく働ける職場をつくりたいと思うようになりました。ただ製造するだけではなく、目標をもって、やりがいを感じられるような工場にするためには、自らリーダーシップを発揮して、職場を盛り上げるために行動しようと思っています。メーカーですので技術向上を目指すのは当然ですが、職場に活気がなければモチベーションが上がりません。頑張ってもらえる職場にしたいです。
また、技術者としては、当社が合同製鐵グループの一員になり、活発な技術情報交換が行われるようになりましたので、グループ各社の良い設備や優れた技術を参考にして当社でも活かしていきたいです。
週末は子供と買い物に出かけたり、子供の趣味である釣りやスキーに行ったりしています。有休を取りやすい環境にあるので、家族旅行には必ず出かけます。
また、職場の仲間とも飲み会、スキー・スノーボードを楽しんでいます。
就きたい仕事が見つからなくても、入社して担当したら好きな仕事だった、やってみたら好きになったということもあります。訪問した時の印象、人事担当者の雰囲気や親しみやすさで判断しても良いと思います。また、おもしろそうな仕事と感じたら挑戦してください。
当社工場に関して言うならば、流れ作業でなく一つ一つ作り方が違うので、ものづくりの楽しさがあります。