短大卒業後広告会社に入社し、経理と営業事務、イベントの企画運営など幅広い業務を経験しましたが、結婚を機に退職しました。その後パートや派遣で様々な分野で働く中、派遣会社から朝日工業を紹介されました。仕事内容と勤務地が自分の条件に合っていたことに加え、面接官だった当時の部長や課長の印象がとても良かったため、朝日工業で働くことを決めました。
かつて働いていた会社では終始時間に追われる業務が多く社内の雰囲気が殺伐とすることもあり、朝日工業のおおらかな雰囲気が新鮮で、働きやすそうな職場だと感じました。派遣でスタートしましたが、派遣は仕事の制約が多かったため3年後にパートに転向しました。信頼して仕事を任せていただき、私もそれに応えたいと思い、積極的に業務に取り組みました。主な担当業務は肥料原料の発注や納期調整、支払関連で、社内外を問わず多くの人々と接する仕事で、私に合っていると感じました。また、農業事業企画業務にも携わることになり、農業事業全体を把握できたことが後の仕事に活かされることになります。
職場の上司から正社員登用の話をいただき、受けることにしました。2017年に事務職として入社、翌年に総合職となり、2021年には課長代理、2023年9月に経営管理課長に任命されました。この間、朝日工業から農業部門が分社化され、朝日アグリアの社員になりました。順調なキャリアパスに見えるかもしれませんが、私の場合、派遣・パート時代が長く、その間積み上げてきた実務経験が現在の基礎になっています。正社員なってからは分社化やシステム統合といった大きなプロジェクトに参加でき、そういう面も評価されたのだと思います。
今までで困難多きタスクはシステム統合改修プロジェクトの事務局でした。朝日アグリアのシステムは各部門が夫々のシステムを使用しており、全システム・全業務運用を把握している人がいませんでした。各事務所・各工場とテレビ会議システムを通じて何度も何度も打ち合わせを重ね、膨大なデータやマスターを整備し、稼働までに2年を要しました。試行錯誤の連続でしたので、今も改善を重ねながらも順調に稼働していることは大きな達成感がありますが、同時に反省すべき点も多々浮かんできます。このシステム統合改修を通じて、プロジェクト運営、コミュニケーション、システム構築、社内の各業務など様々な事を学べました。反省点含め、今後に生かせる財産だと思っています。
2020年の朝日アグリア設立後、初の女性管理職になりました。後に続く女性社員たちが、管理職を目指したいと思えるよう、ワークライフバランスを意識しメリハリをつけて働くことを心がけています。管理職を目指す後輩たちにモチベーションを与える存在でありたいと思っています。また、お母さん社員も普通に昇格を目指せる職場であることが理想なので、改善に向けて少しでも力になりたいと考えています。
いくつものプロジェクトや、月次資料作成、予算編成などの仕事が重なり、多忙な日々が続く時でも、アウトドアで自分をリフレッシュします。ずばり、キャンプ・ゆる登山・ゴルフです。週末に自然の中に身を置くことで、一週間の仕事の疲れを回復させ、また、新たな気持ちで仕事に向かいます。平日にちょっと疲れていると感じる時は、YouTubeを見ながらストレッチやヨガでリラックスします。体を動かすことが、実は頭が疲れている時には効果的です。
やりたい仕事をしたいと思っていても、多くの場合、面白くない、苦しいと感じる仕事もしなければなりません。でも無駄な仕事はないと思っています。私の経験からも、数年後にそれが役に立ったということが何度もありました。先ずはその環境で頑張ってみることが大事です。そして、与えられた機会を活かすことが、次につながると思います。